記者コラム

防災協定

  • 印刷

 大雨による洪水や暴風雪による交通のマヒなど自然災害時の緊急避難、物資の補給、情報の伝達などの対策として多くの民間企業・団体が美幌町と防災協定を締結している。先日はスーパーアークス美幌店を運営する道東ラルズが15件目となる協定を結んだ。災害発生時は水や食料品などの提供と、スーパーアークスの駐車場を避難場所とすることが約束された◆防災協定は燃料、福祉施設、ライフライン、情報、飲用水および食料品、レンタル機器の6部門あり、燃料部門ならガス関連設備の復旧工事など、レンタル部門なら仮設トイレや発電機などの機材貸し出しなど、各企業・団体が専門分野を生かし町民の生命や安全を守ってくれる◆地震など大きな自然災害の可能性は低い美幌町だが、今冬のように暴風雪で道路が寸断され、しゃきっとプラザが緊急避難所、宿泊施設となった例もある。もしものための準備にし過ぎるということはない◆普段から防災グッズなどを用意し、いざ災害があった際の備えをしている人はどれほどいるだろうか。改めて家の中を見回し、自分たちでできる災害対策を考えてみてはいかがか。     (中村)