記者コラム

便利な世の中

 便利な世の中で生まれ、育った最近の子供たちは多様な機器の取り扱いに精通している。ゲームも同様で、家庭のテレビを使ったものや持ち歩いて遊ぶタイプなどその種類は千差万別。真剣に画面を見つめ、指を動かす様子は物事への集中力を高める効果があるのではと思ってしまう◆久しく言われ続けていることだが「最近の子供は外で遊ばない。遊び方を知らない」のもまた事実だ。広場や遊園地などでの外遊びの経験がないためボールの投げ方も分からず、走るのも苦手、転んだ時も手をついて体をかばうことを知らず頭などを打ってしまう子供も実際にいるようだ。大人からすると信じられないが、児童のスポーツ育成指導者が講話の中で紹介していた◆先日も「最近の子供は知識はあるが知恵がない。体感する経験がないので、覚えたことを体で表現できない」という話を聞いた。小学校の運動会を見ていると、美幌町の子供たちは体の使い方は大丈夫なようだが、これからさらに便利な世の中になればどうなるか分からない。どうやって走るのか、どうやって転ぶのかを一から教える必要が出てくるのだろうか。     (中村)

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