記者コラム

気象衛星ひまわり8号

  • 印刷

 気象衛星ひまわり8号が7日から運用開始となった。初めてカラー画像になり、日本付近のデータが2分30秒ごとに送られてくるのだから、精度の高い気象観測が期待されるほか、近年の予測不能といわれるゲリラ豪雨などの災害、相次ぐ火山噴火にも期待値が高いという。データ量は従来の50倍というから、毎日見る天気予報がどう変わるのかも楽しみだ◆気象衛星ひまわりの初代は昭和52年に打ち上げられた。今回が8代目となるが、実は5代目のあとに「みらい1号」という衛星に代わろうとしていた。結局打ち上げに失敗、幻に終わったが、これが成功していれば「ひまわり」の名が続いたのかどうか興味深い◆すでに8号の後継機となる9号の打ち上げも来年、計画されているという。精度が高まって、天気予報の確率が上がるのだろうか。特に農業地帯の美幌町は天気が出来秋や町の経済を左右するだけに、気象にも関心が高まる◆気象庁のホームページでサンプル画像なども見られるので、開いてみた。カラーの地球、スムーズに流れる日本列島の雲。中学生で習った天気図の見方以来のワクワク感を覚えた。      (本多)