記者コラム

夏の全国高校野球

  • 印刷

 甲子園球場で連日熱戦が繰り広げられている夏の全国高校野球選手権大会は、17日でベスト4が出揃った。大会は19日に準決勝、20日に決勝戦が行われる。今年はどの高校が栄冠をつかみ取るのか、球児の熱き戦いもいよいよクライマックスだ◆毎年、プロ野球のスカウト陣が熱い視線を送る高校野球。今年も、まだ1年生ながら元メジャーリーガーの松井秀喜さんを超える逸材といわれる早稲田実業の清宮幸太郎選手をはじめ、将来プロで活躍するであろう注目選手がその力量を存分に見せつけている◆夏の高校野球は今年で100回目を迎えた。大正4年8月18日、大阪の豊中球場で第1回全国中等学校優勝野球大会が開会。地区予選を勝ち抜いた10校が参加し、京都二中が優勝した。第10回から甲子園球場が会場となり、昭和23年から全国高校野球選手権大会となった。今日18日は、第1回大会の開会日として高校野球記念日と定められている◆百年という歴史には確かに重みはあるが、大会に出場する選手にとっては今この瞬間が最も輝くとき。白球に青春をかけた球児たちの熱いドラマを最後まで見届けたいと思う。     (中村)