記者コラム

話題のドラマ

 政治の世界をテーマにしたドラマ、そして人格が入れ替わるSF的なドラマは数多いが、この2つを合わせたドラマが最近話題を呼んでいる。ベストセラー作家の池井戸潤さん原作で、金曜日の深夜に放送されている「民王」。現職総理大臣とその息子の大学生の人格が入れ替わる異色の政治ドラマだ◆大学生として就職活動するも、ごう慢で偉そうな物言いのためことごとく不採用になる総理大臣、ろくに漢字も読めないが若さゆえの純粋さと正義感を持つ息子。ドタバタ劇ながら今の政治が持つ問題に若者目線で立ち向かう息子の姿は、誰のための政治なのかを感じさせてくれる◆いま国会で審議が進む安保関連法案に反対しようと、30日には多くの国民が国会議事堂前で行われたデモに参加したほか、全国各地でデモや集会が開かれた。この国民の声、国民の願いを政治家はどう受け止めているのか◆ドラマの中の総理大臣は中身は大学生。非現実的な設定ながら若者目線、国民目線から発せられる言動は、中央に声を届けられない、声が届かない一般市民にとって痛快そのもの。国を動かす政治とはなにかを考えさせられる内容だ。(中村)

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