記者コラム

美幌ふるさと祭り

  • 印刷

 美幌ふるさと祭りが6日閉幕した。今年は3日間で約8万人が足を運んだと実行委が発表した。初日、2日目と雨に見舞われながらも、楽しみにしている秋祭りは強い。ふるさと祭りに雨は付き物らしいが、それでも3日間とも快晴がないものか、と毎年思う◆出店は例年より多い46店。飲食オンリーでなく、くじ引きや射的など遊びも併設する店舗が目立った。子供が遊び親がくつろぐ風景で、24年の歴史の中で出店もいろいろな工夫がある。町外から働きに来ている人のお手伝いも初めて許可された。笑顔で堂々と登録証を見せる“店員”さんの姿があった◆2日目の雨で、雨宿りに入ったのが本田ふとん店の出店。チビッ子でにぎわう輪投げの場を占領してしまったが、意外な人気ぶり。景品に傘があったので、雨宿りから一転、輪投げに挑戦する大人たちの姿に笑いがあふれた。結局、待望の傘をゲットしたのはチビッ子で、大喜びだ◆暴力団を締め出し素人縁日を誕生させて四半世紀。子供たちが安心して楽しめる秋祭りを、来場者の笑顔から実感できた。8万人もの人が行き交う露店に納得する秋祭りである。       (本多)