記者コラム

敬老の日

 1つの病気を見つけるために、幾つも何度も検査をして判断する。それを患者に説明して納得した上で治療になる。男女ともに80歳を超える長寿国・日本の原点は医療にあるのかもしれない。それでも不満や苦情が後を絶たないのは、それ以上の期待感があるからで、長寿国はさらに前に進むことだろう◆先日の敬老の日、戦後の混乱期を生き抜いた人たちが、あの安保関連法案の採決をどう見たのだろうか。妨害戦やだまし討ち。民主主義の国会とは到底思えない修羅場ではなかったか。若者たちが政治に向かって声を挙げたのは良かったが、戦争を知っている年代の人たちに映った政治家の姿を聞いてみたいとも思った◆ブレることのない主張、しっかりとした説明があってこそ、国民は耳を傾ける。点検して、納得できるかは国民次第。何やら医師の診察と似ているが、平和が支えた長寿国の将来は、あの委員会採決の場面に不安がよぎる。可決はしたものの、続く第2幕にも関心を寄せていきたいものだ◆さて、こちらの体はまたまた病気が見つかってドクターストップ。お陰で長寿に近づいたかもしれない。    (本多)

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