記者コラム

きょうはハロウィーン

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 きょうはハロウィーン。近年は全国でイベントが開催され、仮装を楽しむ若者らの姿がテレビや雑誌などで紹介されている◆ハロウィーンは古代ヨーロッパの原住民、ケルト族の収穫感謝祭。10月31日はケルト族の1年の終わり、日本だと大みそかに当たる。この夜は死者の霊や魔女が子供たちをさらいにやってくるといわれ、子供を守るため家族がより怖い仮面を着けて悪い霊を驚かせ、退散させたという言い伝えがある◆この風習にちなみ、10月31日の夜に子供たちが魔女やお化けに仮装して近所の家を回り「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と唱えてお菓子をもらい、パーティーを開くという。函館など道南地方で今も続く「ろうそくもらい」のような遊びだろうか◆本州から道南に引っ越した人が「ろうそくだ~せ~よ」と来た子供に、本当にろうそくを渡して子供ががっかりしたという笑い話もある。ハロウィーンは今後も子供や若者を中心に定着しそう。近所の子供が「トリック・オア・トリート」と来ても大丈夫なように、これから10月31日にはお菓子を用意しておいてはいかが。 (中村)