記者コラム

飲酒運転

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 年末に近づくと増えるのが酒席である。忘年会が相次いで、飲む機会が増える。暴飲暴食が気になる時期でもあるが、飲酒運転にも最善の注意をしたいところだ◆一家5人が死傷する悲惨な事故のあった砂川市。議員提案で飲酒運転撲滅に関する条例を制定しようとしている。飲酒運転を許さない市民意識を定着させるのが目的らしい。市の責務、議員の責務、特別職の責務、市民の役割、事業者等の役割、酒類提供事業者の役割、駐車場所有者の役割に分かれている◆しかし、条例制定の機運に水を差すように、市議会議員の酒気帯び運転、警察官の二日酔い運転が発覚している。まずは、ドライバーの意識が先である。運転免許証取得時や更新時などで、ドライバー教育が欠かせない◆飲酒運転は“確信犯”である。ダメと分かっていてハンドルを握る。うっかりなどはあり得ない。事故を起こしたり、死傷させれば、凶器を振り回したに等しい行為であることをハンドルを握る者として心に刻む必要がある◆さて、忘年会。楽しい酒席を残念なものにしないために、明日の運転を控えている人は少し早めの切り上げが望ましい。  (本多)