記者コラム

「はやぶさ2」

 日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が打ち上げからきょう3日で1年になる。天体の重力を使って加速するスイングバイに入るため、地球に最も近づく日。条件がよければ、天体望遠鏡ではやぶさ2を観測できるかもしれない◆はやぶさ2が目指すのは、C型小惑星リュウグウ。太陽系の起源や進化を解明できるかもしれない原材料物質を持ち帰ることができるのか。順調なら2020年ごろに地球に帰還するのだという◆はやぶさといえば、幾度のトラブルから自力で脱出して計画から大幅に遅れた2010年に帰還した先輩は、日本中に感動を与えた。しかも、しっかりと任務を果たしての帰還だった。日本の宇宙探査の科学力を世界中に響かせた◆それから6年後の打ち上げとなったはやぶさ2号は、先輩にはなかった幾つかの新しい技術が加わったという。平面アンテナや衝突装置などだ◆さて、地球スイングバイで地球から3100キロに再接近するのは3日午後7時7分ごろだという。秋から初冬は空気が澄んでいるので天体観測に最もよい時期。天体望遠鏡を持つ人は、はやぶさ2観測に挑戦してはいかがだろうか。   (本多)

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