記者コラム

甘くない冬将軍

雪が少ない年だと安心していたら、一気に暴風雪がこの地方を襲った。雪というより強風がもたらしたもので、国道や道道は除雪が整っているものの、横風が運ぶ雪で視界を失った◆豪雪地帯出身で雪には慣れているつもりでも、やはり吹雪は恐ろしい。特に車の運転では前が見えずに走る恐怖感は、雪の量に違いはない◆郊外の道路にはスノーポールと呼ばれるものがある。除雪車が作業の目安にする道路の境界を示す矢印のことだ。吹雪が多い道央では、乗用車もスノーポールを見ながら走ることが多かったが、風の強いこの地域は吹きだまりにハンドルを取られることもあって危ない◆19日も郊外まで走ってみたが、ホワイトアウトになる個所が無数。ヒヤヒヤ運転で身動きが取れなくなっては大変と、早々に引き返した。除雪作業が夜間になるこの地方で車の置き去りや青空駐車が作業の支障になることも多いと聞く。できるなら車を置いて徒歩を進めたい◆「年間の降水量は大体決まっている」。雪の少ない時期にほとんどの人がドカ雪を心配していた。これで終わってくれるならありがたいものだが、冬将軍はそう甘くない。(本多)

追加情報