記者コラム

「節分」といえば

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 「節分」といえば、豆まきが定番だが、最近では「恵方巻き」も根強い。元々、大阪の海苔の業者が節分の日に早食い競争を行ったのが起源とされているのが、全国的に広がった。その年の恵方を向いて太巻きずしを丸かじりするのだが、まだ1度も経験したことがない◆コンビニなどでも販売され、その商戦は拡大し続けて、恵方巻きロールケーキまで登場しているらしい。商魂たくましい日本の商人である。しかし、恵方は向けるが丸かじりはできるのだろうかと、勝手に悩んでいる。ちなみに今年の恵方は南南東だという◆さて、「節分」は季節の変わり目を差す言葉で、2月3日は立春の前日に当たる。つまり、立夏、立秋、立冬の前日も節分と呼ばれるのだが、年の初めとされた立春の節分の風習が残った◆この日、厄を払うために神社に足を運ぶ人が多いだろう。男性の本厄は数えで25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳で地域によって61歳も加わるという。厄年は、多くの災いが振りかかるとされるが、厄払いは厄年とは限らないので、厄を感じている人は神社に足を運んでみてはいかがか。      (本多)