記者コラム

青年団

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 オホーツク管内で活動する青年団体が舞台発表などで活動の成果を競う冬期青年大会が大空町で開かれた。参加したのは大空町、訓子府町、置戸町、遠軽町の青年団体。主催の網走支庁管内青年団体協議会によると、以前は各市町村で活動していた青年団も、今では協議会に加盟するのは4団体のみだという◆青年団のルーツは室町時代といわれる。江戸時代には青年組や若衆組と呼ばれ、主に祭礼行事や自警団的活動などで地域社会と関わってきた。今では異業種の若者が仲間づくりや交流する場、レクリエーションなどを楽しむ場として位置づけられることが多い◆美幌町はというと、青年団とは名前やスタイルの違いはあれどいくつかのグループがあり、イベントの企画や行事への協力、行政との意見交換など活発に活動している。以前、町外在住者に「美幌の若い人は積極的ですね」と言われたことがある◆さまざまな環境で頑張る同世代との交流は本人にとって得るものが多く、出会った仲間は大きな財産になるはず。各地に青年団体、グループが増え、相互交流によってオホーツク地域全体が活気づくことを待ち望みたい。   (中村)