記者コラム

残り少ない2月

  • 印刷

 2月も残り少なく、出会いや別れの3月を迎える。1日の高校の卒業式を皮切りに中学、小学校も巣立ちの春を迎える。中学生にとっては入試という試練を乗り越える時期でもある◆その3月は、東日本大震災の発生から5年の時を刻む。普通の生活を取り戻せない人々がまだまだ多く、福島第一原発では、ふる里に帰ることのできない人たちの苦悩が続く。防災や原発問題など、風化させず改めて真剣に向き合う3・11にしたい◆しゃきっとプラザと美幌町図書館には、黄色いハンカチが置かれている。被災地の1つ、宮城県山元町にメッセージを送ろうというプロジェクトだ。昨年から美幌町も参加している。これまでに370枚を届けているという◆被災地まで出かけて支援する人たち、山元町の物産を購入して応援する人たち。美幌町でも支援は続いている。ハンカチにエールの言葉を込めるのも被災者に大きな支えになるはず。ぜひ、黄色いハンカチのコーナーに出かけて書いてほしい◆5年前に買った懐中電灯の電池や携帯ラジオ、非常食に避難場所。この機会にわが家でも確認しておきたい防災は多い。      (本多)