記者コラム

東日本大震災から丸5年

 テレビから流れる映像に言葉を失った。日本で最大級の大地震と津波が岩手、宮城、福島を襲った東日本大震災から、きのう11日で丸5年が過ぎた。死者は1万5千人を超えたが、5年たってもまだ見つからない不明者が2500人を超える。家族にとって震災発生から時間が進んでいないことだろう◆街並みや交通、経済は元通りには程遠いものの、少しずつ歩みを進める。それでも仮設住宅から抜け出せず、原発事故の福島は古里に戻ることもできない生活が続く。想像もできない苦しみを抱えた被災者に「痛み」を共有することすらできない。義援金の募金だけで済ませた復興支援に申し訳ない思いだ◆オホーツク地方は災害が少ない地域といわれるが、美幌町でも昨年10月、膝まで浸かる水害に見舞われ、猛吹雪で道路が寸断される冬は珍しくなくなっている。大規模災害ではなくても、その備えは同じだ。東日本大震災から得た防災意識を消さないことが被災していない自分たちができることだ。災害すべてに打ち勝つのは難しいが、減災なら備えられる。11日午後2時46分、黙祷とともに誓った。   (本多)

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