記者コラム

別れの季節

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 3月は別れの季節。高校の卒業式に始まり、中学校、そして昨日は小学校でも卒業式が行われ、児童、生徒はそれぞれ新たな1歩を踏み出そうとしている。春からの新しい生活に、どんな出会いが待っているのか。今から不安ちょっぴり、楽しみいっぱいの気持ちではないだろうか◆これから進学や就職などで新しい生活、新しい人生が始まる若者らに贈られる先人、偉人たちの名言、格言は数多い。その中から1つを選んでみた。幕末の政治家で思想家だった山岡鉄舟の「晴れてよし 曇りでもよし 富士の山 もとの姿は 変わりざりけり」という言葉。自分の足で、自分が信じる道を歩くという意味が込められている。夢に向かって何かを成し遂げんとするとき、必ず障害が立ちはだかるもの。そのときいかに自分に自信を持ち、乗り越えられるかが大事だ◆若者へ贈るはなむけの言葉をもう1つだけ。元プロレスラーのアントニオ猪木の「夢を持て!でかければでかいほどいい。とにかく夢を持て。大ぶろしきを広げて、おさまりがつかなくなってみろ。やらざるを得なくなるではないか」。頑張れ新1年生、新社会人。     (中村)