記者コラム

2016.04.09 マチろー

 人口減少、若者の流出、進む過疎化…。地方都市の共通した問題だ。その対策として滝川市商店街振興組合連合会は小学生を対象としたトレーディングカードゲームの「マチろー」に取り組んでいる。先日、商店街マチろー部会の高橋昌也さんが美幌町を訪れ、20~30代の若者に取り組みを紹介した◆マチろーは、商店や公共施設などの写真を掲載したカードを使った対戦形式のゲームで、相手を倒すのではなくカードを並べてまちを作るのが基本。商店のカードならその店に行くともらえるため、子供たちは必然的にまちに足を運び商店主らと顔見知りになる。それが子供たちのまちへの愛着心を育てるという◆子供をターゲットにしたのは、即効性の経済効果ではなく将来持続が期待できる経済効果。ゲームと聞いただけで嫌悪感を抱く人もいるかもしれないが、マチろーで地元に愛着を持った子供たちが今以上にまちに残れば、商店街は活性化するはずだ◆自分たちが住むまちの将来を考えたとき、マチろーのように意外な視点から生まれるアイデアが商店街、さらにはまち全体の活性化に大いに役立つと感じた。
(中村)

追加情報