記者コラム

2016.05.07  ドローン

 遠隔操作や自動制御で飛行する無人航空機のドローン。首相官邸への墜落などさまざまなトラブルもあるが、企業や官公庁、さらに写真撮影など趣味として一般にも普及が進んでいる。今も多くの被災者が避難所生活を送る熊本地震でも威力を発揮している◆熊本城の被害状況を調査した大学や阿蘇大橋の決壊を撮影した国土地理院、通信線の被害状況把握に活用したNTT西日本、さらに上空からの被害状況を伝える報道機関など。「墜落したら危ない」、「被災者に迷惑だ」などの意見もあるが、現状把握や復旧促進を考えるとその役割の高さを否定することはできない◆ネット通販会社が今月9日から、千葉県のゴルフ場でドローンを使った配送サービスを1カ月間実施する。スマホの専用アプリで注文すると品物を空輸してくれるそうで、試験配送でデータを取り、運用方法など今後の展開を検討するそうだ。軌道に乗れば画期的な取り組みになる◆トラブルばかりが目につきやすいドローンだが、さまざまな分野で活躍が期待されるのも事実。今に、忘れ物を学校や職場に空から届けてくれる日が来るのかもしれない。
(中村)

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