記者コラム

2016.05.14 地方景気

 市場は円高水準が続いている。アベノミクスで一時120円台まで円安となったが、ここにきて108円台。日本の強みの自動車も減益に向かい、好景気ムードはすっかり冷めてしまった。最近ではアベノミクスの新三本の矢の言葉すら、聞こえなくなった◆それでも恩恵のあった都市部はいいほうだ。地方経済は、うきうきムードだった頃でさえ、景気上向きの実感のないままだったのに、景気の減退は直撃するのだから、やりきれない◆原油価格も上昇傾向になった。ガソリン価格などが再び経営コストを圧迫するようになれば、負の連鎖である。体力のない地方経済にとって我慢ばかりが強いられては、地方創生の音頭も虚しい◆美幌商工会議所が四半期ごとに景況調査を実施している。こちらはバブルではなく実態経済の動向で、指標となるDI値はマイナス域で上がったり下がったり。安定しない景気が地方経済の実態を映す。いまだ、不況要因が根強い◆7月には参院選が控える。争点の1つ、地方経済の回復に各政党がどんな具体的な思いを持っているのか。地方からしっかりと検証していきたい。(本多)

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