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記者コラム

今日から12月

 今日から12月。1年を締めくくる年である。通常でも慌ただしさが増す年の瀬だが、今年は解散総選挙がこの時期にあって、ますます忙しい年末になりそうだ◆12月を「師走」と呼ぶ。今さらながらの話題だが、この呼び名は太陰暦の話。現在の暦は太陽暦なので、少々ずれる。太陰暦の「師走」は1月上旬から2月上旬を指すので、慌ただしく走るには、ちょっと時期が早いのだが、4日の公示に向かう“先生”たちにとっては、すでに全力疾走というところだろうか◆「師走」の師には諸説あるようで、お坊さんや学校の先生、師匠などだという。また「為果つ月」(しはつつき)と呼んで1年の終わりを意味するともいわれている。現代で走るものの代表といえば情報だろうか。新党が乱立するこの衆院選の結果次第では、将来の師走の1つに国会議員も加わるのかもしれない◆さて、運動不足で少しは走れと言われている身としては、師走を迎えてもマイペース。何事もさっぱり加速モードにならない。「いそがしく時計の動く師走哉」(正岡子規)。そろそろエンジンをかけなければ、この歳末を乗りきれないので、少し気持ちの時計を早めたいものだ。       (本多)

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