記者コラム

2016.07.02 コウモリ

 人々の身近に棲息しながら、普段はあまり見る機会の少ないコウモリ。映画の「バットマン」や、戦前の紙芝居で誕生した「黄金バット」などコウモリをモデルにした正義のヒーローもいるが、やはりドラキュラのイメージがあまりにも強く「怖い」、「血を吸われる」など毛嫌いする人も多いのではないだろうか◆先日、コウモリの生態を学ぶ講座が美幌博物館で開かれ、道東コウモリ研究所の近藤憲久さんがコウモリの生態や棲み分けなどを解説した。近藤さんによると、確かに中南米には家畜などをかんで傷口からわずかに滴る血を吸うチスイコウモリはいるが、家畜を絶命させるほどの恐ろしさはないという。さらに日本に棲息するコウモリは昆虫や果実を捕食しているので安心を◆美幌町に棲息するコウモリが捕食するのは蚊や蛾など。特に蚊なら1日で500匹ほど、1年間で約6億匹も食べるという。これからの季節、部屋で寝ていると耳元で「プ~ン」と不快な音をたてて飛ぶ蚊を退治してくれるありがたい存在でもある。もし見かけたら怖がらず、蚊を食べてくれたお礼のひとつも言ってあげてほしい。
(中村)

追加情報