エラー
  • フィードデータを読込中にエラーが発生しました

記者コラム

衆議院選公示

 第46回衆議院議員選挙がきょう4日、公示される。16日の投票日まで小選挙区と比例区で候補者や政党の連呼が続くことになる。衆院の解散総選挙は今の憲法のもとで22回目となる◆2009年の麻生内閣の解散は政権交代のうねりとなった。2005年の小泉内閣は、郵政解散と呼ばれた。1986年の中曽根内閣は「死んだふり解散」、嘘つき解散といわれた1993年の宮沢内閣は、政権を細川内閣に明け渡した◆野田内閣の解散は、57年ぶりの非自民の総理の解散になる。57年前に解散したのは、鳩山元首相の祖父で日本民主党の総裁だった鳩山一郎内閣だった。のちに吉田茂の自由党と組んで自民党が誕生したわけだが、57年がたって再び政界は再編の動きをみせている。第3極の躍進次第で、自民、民主の2大政党制が揺らぐだろう◆衆院の解散で最も有名なのが1953年の第4次吉田内閣の「バカヤロー解散」だが、1980年の大平内閣は、自民の反主流派の欠席で野党の予想外の内閣不信任案可決で「ハプニング解散」と呼ばれた。結果、中曽根内閣の長期政権へとつながった。さて、この衆院選は後の歴史にどう残る結果となるのだろうか。     (本多)

追加情報