記者コラム

2016.07.16 駅弁記念日

 久しく列車での旅行をしていないが、列車内で食べる駅弁が好きだった。同じ弁当なのに列車以外で食べると味は今ひとつと感じる人も多いのではないだろうか。やはり駅弁は列車内で食べるもの。車窓を流れる景色を見ながら食べるとおいしく感じられる駅弁には不思議な魅力がある◆その土地ならではの郷土料理を詰め込んだ駅弁はまさに宝石箱。道内には森駅の「いかめし」や厚岸駅の「かきめし」、さらにカニやイクラ、ホタテ、ホッキなど海産物を使った弁当が豊富にある。道外でも仙台の牛たん弁当や横浜のチャーハン弁当、滋賀県の近江牛大入飯、大分県の山海三昧など、一度は食べてみたいものばかりだ◆きょう7月16日は駅弁記念日。明治18年のこの日、日本初の私鉄、日本鉄道の宇都宮駅で日本初の駅弁が発売された。130年前の駅弁は握り飯2個とたくあんを竹の皮に包んだ質素なもので、値段は5銭だったという◆もうすぐ夏休み。長期休暇に家族で海外旅行もいいが、たまには日本各地をのんびりと列車で旅行しながら、その土地にしかない駅弁を味わってみるのも乙なものではないだろうか。
(中村)

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