記者コラム

2016.07.23 ダメ飲酒運転

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 夏のレジャーシーズンが本番を迎えた。きょうから小中学生が夏休みに入り、家族や友人同士でキャンプや行楽地へ出かける人も多いのでは。楽しい時間を過ごすため、事故などには十分に気をつけて。特に車を運転する人は飲酒運転を絶対にしないでほしい◆飲酒運転で警察に検挙されたときの言い訳は「それほど飲んでいないので大丈夫だと思った」がほとんど。酒を飲んでいるのに大丈夫と思っている時点ですでに冷静な判断ができていない。酒量に関係なく、飲酒後の運転はあきらめるのが当然だ◆平成26年7月13日に小樽市で海水浴帰りの女性4人が死傷した飲酒ひき逃げ事故、翌27年6月6日には砂川市で2台の暴走車両に巻き込まれた一家5人が死傷した飲酒ひき逃げ事故など、ここ数年悲惨な事故が相次いだ。突然家族を奪われた遺族の怒りと悲しみ、突然家族が人様の命を奪ってしまった容疑者家族の悲しみ、そして突然未来を奪われた被害者の無念を考えれば、飲酒運転には何一つ擁護できるものはない◆「少しだけなら」という気の緩みが取り返しのつかない事態を招きかねないことを改めて肝に銘じてほしい。
(中村)