記者コラム

2016.08.096 リオ五輪

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 ブラジル・リオデジャネイロで日本時間の6日、オリンピックが開幕した。日本とは真裏の南米で熱い戦いが連日繰り広げられている。8日朝までの日本のメダル獲得は金1、銅6個。予想外があるものの、順当な滑り出しではないか◆中でも競泳陣の活躍が目覚ましく、400㍍個人メドレーで日本人選手2人が表彰台に立つ快挙だ。一方でお家芸といわれる柔道は、今回も苦戦の前半戦。いずれも銅メダルは獲得しているものの、目標の金メダルは遠い◆4年に1度のオリンピックは、どの国の選手も必死で向かってくる。日本の得意種目だからといって勝利が保証されたわけでもないのだから、見る側以上のプレッシャーを感じているはずだ。その表情が時に悔しさだったり、涙だったりする◆日本人選手の満面の笑みを見たいが、メダルの色が違っても、入賞でも、敗退でも堂々胸を張ってほしいものだ。それだけの大舞台に立ったのだから。選手もスタッフも大会関係者も、4年後の東京へ何を持ち帰るのだろうか◆そして、およそ1カ月後、この大舞台に美幌町の久保恒造選手が立つことになる。今からワクワクだ。(本多)