記者コラム

2016.08.11 流星群

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 夜空にきらめく星々を星座に例え、日本では天の川や北斗七星のひしゃく星など古来から星にまつわる神話、逸話が世界中で伝えられている。願い事がかなうと信じられている流れ星もその一つ。それが大量に降り注ぐ流星群はまさに宇宙の神秘といえる◆1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と並び、年間三大流星群と呼ばれるペルセウス座流星群がきょう11日から14日にかけて見ごろとなる。今年は流星群が多めで、月明かりの影響も少ない好条件がそろうという◆星空を楽しむ絶好の条件は地上の明かりが少なく、空気の澄んだ場所。都会ならまだしも、北海道なら周りを見渡せばその条件に合う場所だらけかもしれない。流星群が見られるのは12日午後10時ごろからだが、特に午前0時以降が観測に適しているそうで、運が良ければ50個近い流星が見られるかもしれない◆今話題のスマホ向けゲーム「ポケモンGO」に熱中し過ぎて事故に遭うケースが多発している。夏の終わり、夜空を見上げてペルセウス座流星群に宇宙の神秘を見るのも良いが、上ばかり見ていると思わぬ事故に遭う恐れもあるのでご注意を。
(中村)