記者コラム

パンダ発見の日

 白と黒のフワフワとした毛に覆われ、まるでぬいぐるみが歩いているような愛くるしさから人気のパンダ。1972年に日本第1号となるカンカンとランランが上野動物園に来園し、ひと目2頭を見ようと連日来園者が長蛇の列を作り、日本全体が空前のパンダブームに包まれた◆このパンダ、最初に発見した人は白と黒の珍獣にさぞ驚いたことだろう。明日3月11日は「パンダ発見の日」だそうだ。1869年に中国で伝導中だったフランス人神父のアルマン・ダヴィドが、四川省の民家で白と黒の奇妙な熊の毛皮を見せられ、これが西洋でパンダが知られるきっかけとなったという。パンダの存在を知った当時の西洋人の驚く顔が目に浮かぶようだ◆日本にはこれまでに多くのパンダが訪れている。上野動物園の2頭はよくテレビで目にすることが多いが、兵庫県の王子動物園や和歌山県のアドベンチャーワールドでも飼育されている◆中国との国交回復を記念して来園したパンダは、ある意味両国の平和の象徴とも言える。外交問題に言及はしないが、日本に来たパンダの目には今の両国の関係はどう映っているだろう。     (中村)

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