記者コラム

今年の気象

 春が異常な低温と雨に泣かされたと思ったら、夏は意外に早い到来となって、30度を超える真夏日も相次ぐ。今年の美幌町の気象は平年の感覚が通用しない◆天気に左右されるのが基幹産業の農業だ。は種や定植が大幅に遅れた春。それでも、少しずつ平年に近づこうとしている。農作物の強さを感じてしまう。とはいえ、急激な変化についていくのは、人間と同様に大変だ◆収穫期を間近に控える秋まき小麦にとって、高温は歓迎だ。やや遅れ気味で、穂数も平年より少ないといわれるため、実入りで収量を稼ぎたい。収穫までもう少し、あとは適度な雨があればと願う。逆に寒冷地作物として導入された玉ネギやビートは、暑さには弱い。しかも、この時期の真夏日や夏日の連続は、歓迎できない。暑いと生育が停滞するのは、人間と同じだ◆ビートは、秋までが長い作物だが、玉ネギは早生なら8月のお盆前には収穫期を迎えるから、異常な高温が生育期間を短くしてしまえば、十分な肥大にならない。気温の上昇を少しセーブしてほしいという◆しかし、共通するのはしっとりと土に浸透する雨だという。逆に夏イベントは避けたい雨。みんなに喜ばれる天気は難しい。    (本多)

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