記者コラム

免疫力

 30代のころ、取材で出会った保健所の所長は、免疫学のエキスパートだった。病気知らず、病院知らずだった自分は「免疫力が強く、大概の外敵に打ち勝つタイプ」だと言われた。その分「免疫力がいったん底をついた時、大病しやすいから要注意」とアドバイスされたことが記憶にある◆今、年齢を重ねて貯金されてきた免疫力がなくなったのか、昨年から今年にかけて病院にかかる機会が増えてきた。“外圧”に対抗できない体になっているのかもしれない。以前なら自力で治せたと思われる症状も我慢することで悪化を招く。もう免疫力頼りは難しいのかもしれない◆さて、それでも失った免疫力は少しでも回復したい。食で健康を気にしたことはほとんどないが、ヨーグルト、野菜とインターネットを見ては良いと思われる食材を摂取する。今から間に合うのか疑問を感じながらも、加齢へのわずかな抵抗を試みている◆免疫力の回復は、まさに「生活習慣」にあるという。最も不得意な分野である。運動と食生活の改善が要求されるのだろう。弱った体を戻すために、少々、本気で若いころのツケを解消したいものだ。   (本多)

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